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新規マーケットの開発とブランド力の強化が課題となっているスポーツ用品商社。
W杯、オリンピック、プロ野球など、日本におけるスポーツ熱は世界の中でも高いといえる。 また衛星デジタル放送で海外のスポーツをリアルタイムで見られるようになって、さらに加速している状況のため、スポーツを軸としたビジネスも好調を持続している。
日本におけるスポーツ関連商社のトップ企業はミズノである。ゴルフ・野球・スキー・シューズなどスポーツ用品全般を取り扱い、「環境」「競争」「健康」をキーワードに展開する企業姿勢は、業界のリーダーとしての自負がうかがえる。
スポーツウェア大手はデサント。アディダス(ドイツ)との提携解消は衝撃だったが、独自路線の今後が期待される。そのアディダスは日本法人としてアディダスジャパンを設立し、独自の事業展開を始めている。
好調なのはスポーツシューズが売上高の4割を占めるアシックス。一時のブームは沈静化したが、堅実な経営を続けている。
外資系企業としては、なんといってもナイキジャパン。ブランド力、広告宣伝力で一気にシェアを拡大した感がある。
好調なスポーツ関連商社だが、野球・サッカー・ゴルフといった主力商品が頭打ち状態にあるのも事実。今後は新たなマーケットや新ブランドの開発が鍵を握ってくるだろう。自社ブランドのカジュアル化は、その戦略のひとつといえる。 |
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